擦弦楽器とは、弦を弓のつるでこすって音を出すものである。
弓のつるは主に摩擦の大きい馬の尾の毛などが使用され、松脂などを塗ることによってより摩擦を大きくする。
ヴィオール属の楽器は下記の楽器群。
・コントラバス:現代では主にヴァイオリン属と見なされているが、最低音域を出すヴィオローネの流れをくんでいると言われている。
・ヴィオラ・ダモーレ:なで肩の胴体や響孔の形、弦の数が多いなどの理由からヴィオール属に入れられている。
・バリトン:別名「ヴィオラ・ディ・ボルドーネ」。バス・ヴィオラ・ダ・ガンバが前身とされている。
・リラ・ダ・ガンバ:別名「リローネ」。バス・ヴィオラ・ダ・ガンバより小さめの楽器
・カントン:5弦のヴァイオリンとも言える楽器。
16~18世紀にヨーロッパで用いられた擦弦楽器がヴィオール属である。
「ヴィオラ・ダ・ガンバ」はイタリア語で「脚のヴィオラ」という意味。
ヴァイオリン属と似ている外見ではあるが音量が小さいので、室内楽や教会音楽で利用されていた。
一時期廃れてしまったが、19世紀末に入ってから古楽復興運動によって復活している。